そんな付き合いの長い二人だからこそ見える、お互いのクルマの良いところ悪いところ。大林氏は金本氏のクルマをどう見る?
大林: いつも言っているのは、金本のクルマは常にツメが甘い。おっ!カッコ良く出来てるやんけーと思っても、ラインがうまく出てなかったりとか。だからツメが甘い。俺からすると、やはり金本のクルマやなって(笑)。同じマジェスタ好きだし、付き合いも古いから、クルマをよーく見る。がんばってるんは分かるけど、認めるのはイヤなんで(笑)。
やっはり、そこは負けたくないという意地があるから。そこでカッコイイと言ってしまうと、金本自身にも良くないかな、と。
がんばって欲しいという意味を込めて。けど、アラを見つけると、ホッとする自分もいる(笑)。
金本: 未だにカッコイイって一度も言われたことないんです(笑)。やっぱり、ツメが甘いと言われるとへこみますね。言われたところはスグ直しますよ。
それでは、逆に金本氏から見た大林氏の赤マジェは?
金本: ホントに悪いところはないっすよ。カロマットも真似したし。お世辞でもなんでもなく、ない。やっぱり伝説のマジェスタじゃないですか。
僕自身、二番というのは嫌い。男だったらやるからには一番って思うんですけど、マジェスタに関しては、ポスト大林を目指していた。それは今も変わらない。大林クンを抜こうという気持ちはまったくなかったですね。ポスト大林という位置が自分の中で一番であり、居心地もいいんです。 |